8月31日木曜日に昇る月は、北半球でこの夏最後の満月だ。しかも、今年最も大きく、最も明るい、最高の「スーパームーン」でもある。 では、タイトルから考えると31日は青い月？ ブルームーンといっても、月が青くなるわけではない。8月には満月が2度あり、同…

先日、次のようなうれしいメールのやり取りがあった。（一部改変） （私から） お疲れ様です。今日、作文を見せてくれました。なかなかおもしろい作文だったので一部修正し、清書して仕上げました。持ち帰っていますので、お手数ですが目を通してもらい、一…

今日もよく晴れた青空が広がっている。 そ ら よしだ ていいち どこから どこまで そら なの ちかくも とおくも そら なの あかい あのそら ほんとうに あるの かおを さわった この てで かぜを さわった この てで わたしは そらを さわって みたい 地球か…

2023.09.21〜30まで、秋の交通安全運動が実施されます。 歩行者は自動車と闘っても勝てません。横断歩道を歩きましょう。 交通事故だけでなく咥えタバコ、歩きスマホ、危険な自転車の運転・・・。 街は危険⚠️がいっぱいだと認識することは、自分の命は自分で…

今週二学期が始まる。いや、先週末に始業式を終えた学校もあると聞く。しばらくの間静かだった学校に活気が戻ってくる。 うれしいな 清水 たみ子 なつやすみが おわって、学校が はじまるのが、ぼくは とっても うれしいな。 しんちゃんも、たけじくんも、り…

おもしろい詩に昨日出会った。こどもたちの今の気持ちにピッタリだろう。 忘れもの 高田 敏子 入道雲にのって （ ️ ）はいってしまった 「サヨナラ」のかわりに 素晴らしい夕立をふりまいて けさの空はまっさお 木々の葉の一枚一枚が あたらしい光とのあいさ…

レモン哀歌 高村 光太郎そんなにもあなたはレモンを待つてゐたかなしく白くあかるい死の床でわたしの手からとつた一つのレモンをあなたのきれいな歯ががりりと噛んだトパアズいろの香気が立つその数滴の天のものなるレモンの汁はぱつとあなたの意識を正常に…

体験や学習したことを言語化しない、できない。 ＝箪笥の引き出しに洗濯物をたたまず放り込む。 ＝必要な場面で活用できない という式が成り立つと私は考えている。 多くの人は洗濯物をできるだけ小さく、取り出しやすく収納しているだろう。 言語化も同じこ…

絵本『100年たったら』石井睦美 作 あべ弘士 絵を読んだ。 ことばや文章はやさしく、さらっと読める。さし絵も素敵で味わい深い描き方だなと感じた。さすがは石井睦美とあべ弘士！ しかし、一読後に困ってしまった。 感じることはたしかに胸の中にあるのだが…

⁇なこどもたちはPC、スマホ、大人用の国語辞典などを使ったり、それらを組み合わせたりして、その次の授業に参加した。 正解は、鶏群の一鶴。（けいぐんのいっかく） 凡人の中に一人優秀な人が混ざっていることのたとえ。 ことわざや慣用句などの語句の成り…

私の国語の教室は次のルーティンで始まる。 ①あいさつ（私を含めて全員で） 「あいさつは恥ずかしがらずに心を込めて、はっきりと、にっこりと。よろしくお願いします。」 ②国語辞典を使って、諺や慣用句など語句調べ。 ここまで50分授業の10分。 先日、次の…

ある国語の５年教科書に「たずねびと」という物語が掲載されている。作者は朽木祥（くつき しょう）さん。個人的に数年前から注目していた作家だった。 被爆２世の彼女はいわゆる『ヒロシマ』をテーマに据えて創作活動されている。「たずねびと」もそのひと…

星野道夫写真集から 動物たちの恐しい夢のなかに 川崎 洋 犬も 馬も 夢をみるらしい 動物たちの 恐しい夢のなかに 人間がいませんように 2023.08.20 ①

コレガ人間ナノデス 原 民喜コレガ人間ナノデス原子爆弾ニ依ル変化ヲゴラン下サイ肉体ガ恐ロシク膨脹シ男モ女モスベテ一ツノ型ニカヘルオオ ソノ真黒焦ゲノ滅茶苦茶ノ爛レタ顔ノムクンダ唇カラ洩レテ来ル声ハ「助ケテ下サイ」ト カ細イ 静カナ言葉コレガ コ…

掌上の種 萩原 朔太郎われは手のうへに土つちを盛り、土つちのうへに種をまく、いま白きじようろもて土に水をそそぎしに、水はせんせんとふりそそぎ、土つちのつめたさはたなごころの上にぞしむ。ああ、とほく五月の窓をおしひらきて、われは手を日光のほと…

最高におもしろかった。 画面越しだが、 泣いて、笑って、元気をもらって。 あっという間の一時間の放送だった。 間違いなく神回！ 今ならNHK+で視聴🉑 もう一度見たい。 2023.08.17

NHK総合TVで 『病院ラジオ』が放送される。 半年に一回だけの放送。 見逃すな！ 2023.08.16

はる なつ あき ふゆ 矢川澄子 一連 ⭕️たきつけるあめ いかりくるうかぜ ⭕️きつのり ふきすさび ⭕️なりごえあげて 二連 ⭕️んやがあぶないのです うまくもちこたえられますように ⭕️んずんたかまるみずをまえに ⭕️のるようなひととき 問い ⭕️にはひらがなが一…

0 私と小鳥と鈴と 金子みすゞ １私が両手をひろげても、 ２お空はちっとも飛べないが ３飛べる小鳥は私のやうに、 ４地面を速くは走れない。 ５私がからだをゆすっても、 ６きれいな音は出ないけど、 ７あの鳴る鈴は私のやうに ８たくさんな唄は知らないよ。…

海の若者 佐藤春夫 若者は海で生まれた。風を孕んだ帆の乳房で育つた。すばらしく巨きくなつた。或る日 海へ出て彼は もう 帰らない。もしかするとあのどつしりした足どりで海へ大股に歩み込んだのだ。とり残された者どもは泣いて小さな墓をたてた。 これも…

鹿 村野四郎 鹿は 森のはずれの 夕日の中に じっと立っていた 彼は知っていた 小さい額が狙われているのを けれども 彼に どうすることが出来ただろう 彼は すんなり立って 村の方を見ていた 生きる時間が黄金のように光る 彼の棲家である 大きい森の夜を背…

竹 萩原 朔太郎 光る地面に竹が生え、青竹が生え、地下には竹の根が生え、根がしだいにほそらみ、根の先より繊毛が生え、かすかにけぶる繊毛が生え、かすかにふるえ。 かたき地面に竹が生え、地上にするどく竹が生え、まつしぐらに竹が生え、凍れる節節りん…