ある国語の5年教科書に「たずねびと」という物語が掲載されている。作者は朽木祥(くつき しょう)さん。個人的に数年前から注目していた作家だった。
被爆2世の彼女はいわゆる『ヒロシマ』をテーマに据えて創作活動されている。「たずねびと」もそのひとつである。情景描写が効果的に用いられたメッセージ性の高いすぐれた作品だと私は評価している。
来年度は教科書が新しくなる。そのため、現在地域ごとに各教科書会社制作の見本版を基にしながら、教科書採択の検討がなされていると聞く。
「たずねびと」が引き続き新版の教科書にも掲載され、一人でも多くのこどもたちが読み、考え、深め合ってくれることを願う。
ps /小松の教育で検索すれば指導のポイントがわかります。たいへん優れたHPだと思いました。
2023.08.20 ②