前回の投稿をした後、改めて「レオ」を聴きましたが新しい気付きがありましたので書き留めておきます
前号では君やあの日ということばが反復することの意味を考えました
しかし、それら2語以上に繰り返し出て来ることばがあります
それは「名前」です
名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけた名前だから
もう泣かないでよ 名前呼んでよ
君がくれた名前でよかったよ
新しい誰かに名前つけて
誰にもあることが当たり前と思う「名前」
でも保護されショーケースに入れられたレオには名前はなく、あてがわれた呼び方は無機質な数字や番号だったと考えられます
もし私たちが名前でなく、数字や番号で呼ばれることになれば、どのように感じたり、どのようなことを考えたりするでしょうか
大事な君
その君がつけてくれたレオという名前
僕と君をつないでくれた名前だからこそ
「泣かないで」
「レオって呼んで」
と永遠(永遠)の別れを目の前にして、声なき声をあげたのでしょう
新しい誰かと始まる君の幸せを祈りながら
ここまでくると、レオは素敵な一人の人間に見えてくるというのは言いすぎでしょうか
この曲が多くの人に支持される理由の一端が
わかった気がします
多くの人たちのココロは決して乾いてなどないことも