おもしろい詩に昨日出会った。こどもたちの今の気持ちにピッタリだろう。
忘れもの 高田 敏子
入道雲にのって
( 🅰️ )はいってしまった
「サヨナラ」のかわりに
素晴らしい夕立をふりまいて
けさの空はまっさお
木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とのあいさつをかわしている
だがキミ! ( 🅰️ )よ
もう一度 もどってこないかな
忘れものをとりにさ
迷い子のセミ
さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に
くっついて離れない波の音
( 🅰️ )には同じことばが入る。
さて、「語り手」のぼくが呼びかけているキミとは誰だろうか。
2023.08.26
答えは「夏休み」でした。