言語化

 

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絵本『100年たったら』石井睦美 作 あべ弘士 絵を読んだ。                     

ことばや文章はやさしく、さらっと読める。さし絵も素敵で味わい深い描き方だなと感じた。さすがは石井睦美とあべ弘士!

しかし、一読後に困ってしまった。

感じることはたしかに胸の中にあるのだが、それらをきちんと言語化できないのだ。あれこれことばは浮かぶが、どれも自分としてはしっくりこない。『帯に短し襷に長し』、、、。

再読、再々読。終わってみれば一時間半。

足もとに泉があっても、さらっと読めば届かない。味わいあるさし絵の力も借りながら、ことばや文章をじっくり読むと源泉に行き着き、泉が湧く。そういう時間だった。

読書感想文は難しい。 だからおもしろい。

                 2023.08.23