続いてはkiramekituzuriさんからのお尋ねです。
何のために、この話し手が男性か女性かと聞くのか。
発問する側にはっきりとした狙いがあれば別ですが、もし単に他に聞く糸口がないので聞いた、というのならば、今の御時世、それは意味がないこと、とされてしまうかもしれません。 しかし、それを聞くことで、どんな文章や会話からも、相手がどんな人なのか?と例え相手が見えなくとも、相手を観察し深く理解しようとする力を育む、というのなら話は別かと思いました。 さて、この発問は果たしてどなたがなさったものでしょうか?第三者ですか?それともtakehasinayakaさんでしょうか?
お答え②
私が考えた発問です。理由は一つです。こどもたちに全文を丁寧に読ませるためです。そのために学習課題はわかりやすく、おもしろそうで、ねらいに則していることが必要です。今回の問いの有効性はまだわかりません。ただkiramekituzuriさんもshizukuさんもこの問いについて本文を読み直し、深く考えておられることは明らかです。おそらく中学2年生も取り組んでくれるだろうと期待しています。
この問いは漫然と読み直さないこと、他の人の考えを聞いてもう一度自分の考えを練り直すことも
ひそかに期待しています。kiramekituzuriさんが
提案されている内容に切り込む発問ではありません。発問は指導内容によって変わります。
では、なぜ文章を検討させる必要があるのでしょうか。
それは、文章を検討し作者や筆者の主張を正しく理解し批評する力を付けることは、国語科の『教科内容』の一つだからです。
この後、kiramekituzuriさんから別のお尋ねがありました。それらへのお答えは次号で。