花も実もある国語の授業

11月28日 付 国語の教室 ② の続編③です。

学習会で出されたもう一つの意見・質問は概略次のことでした。

私は深読みしすぎる。道徳的にも読みがち。こどもたちに押し付けかねないので、どうすればいいか。

これは読者一人ひとりの解釈・意味付けに関する問題です。ことばや文法などの理解に誤りがない解釈ならば間違いではありません。ただし、

解釈や意味付けの浅い深いはあります。

だから、自分の意見と他の意見を比べて考える活動が必要です。条件が合えば、AとBの比較から全く違うCが生まれることもありえますし、事実ありました。こどもたちも、OH❗️naruhodo.omosiroi.と話していました。

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この『なるほど(納得)おもしろい(美の体験)国語の授業』を西郷竹彦氏は『花も実もある国語の授業』とおっしゃっていました。

授業は「まるで生きもの」と言われるように「言うは易く行うは難し」いものです。教材分析・教材研究が欠かせないのは、そのためでもあるのです。