2021.22.23年を振り返って ①

私は現在、パーキンソン病と闘病中です。もう15.6年になるでしょうか。発症がけっこう早かったので、年齢のわりにはこの病気との付き合いは長くなりました。

3年前(2021年)に定年退職した頃、病状悪化の自覚はほぼほぼ無かったのですが、相当しんどそうに周囲の方たちには見えたようで、「いつ倒れるかわからん」と、ずいぶん心配をかけました。

3月31日に退職して、翌日からは自由人になりましたが、身体は思うように動かず、考えることもしんどく、寝たままの状態になって毎日を過ごしていました。

そうしながら4月が終わる頃、退職前に撮った数枚のスナップ写真が知人から送られてきました。それを見たとき、正直に言って「これはアカンわ!」と思いました。私が見ても「大丈夫ですか」と声をかけたくなるような表情と姿が写真に収められていたからです。

実は、退職前に定年後の意向調査があり、私は再雇用を希望していました。しかし当時の上司から「まず身体を休ませ、自分を労りなさい」と諭されました。その頃の私は物事をあまり冷静に考えることができず、その言葉を自分を否定されたように受け止めていました。上司の真意を理解したのはそれらの写真を見たときでした。

おかげさまで、この3年間の休養のおかげで、最近ではお会いする方々から「前より元気そうですね」と声をかけていただくことが増えました。

と同時に、『厳しいことばの裏にある温かいお心(お心違い)』へのお礼を申し上げていなかったことに気づきました。電話やメールではなく、直接お会いしてお礼を申し上げたかったので、元同僚に協力してもらい、明後日の30日に面会のお約束をいただきました。当日はあまり時間がないので、話の内容を整理中です。

涙腺が弱くなってきている私です。はたして声になるかどうか。それが心配です。

                 2023.09.28