ココロにささる歌

時の足音   コブクロ

別れの季節に揺れる儚き一輪花

同じ温もりの風を誰もが探して歩いてる

出逢いは空に流れるおぼろ雲の下で

重なり合う時計の針のように  

ゆっくりとゆっくりとゆっくりと回り始める

短い針が君なら長い針が僕で

同じ時間を刻みながら何度もすれ違いまた出逢い

歩く歩幅は違っても描く未来が同じなら

大丈夫また同じ場所から始められるから

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「頑張ったけど、駄目だったね」

「負けちゃったけど、カッコよかったね」 

いろんな種をもらった 言葉が心に水をやる

短い春に咲く夢、長い冬を越えて

心の奥に集めた種はどんな光で育つのだろう

歩道の影に咲く花 誰のためにあるのだろう

誰のためでもないよと、輝く君に照らされてる 

 

想いがことばにかわるよ ことばが光をよんでる

光がほら影をつくる 影でひとは強くなれる

強さは優しさにかわる 優しさが出逢いをよんでる

出逢いが道を創る この道にまた想いを刻む

 

短い針が止まれば長い針も止まる 

同じ痛みを分け合えること 

いつしか喜びに変わるから

誰もが一人ひとつ 一瞬一秒一度きり 

巻き戻せない時をためらわず生きてゆける

そんな出逢いを探してる

一人ひとつ 一瞬一秒一度きり

出逢えてよかった

 

名曲です。昨日まで知らなかったです…

別れの歌のような、応援歌のような、愛の歌のような…

たくさんの出逢いがあった2023年でした。その最後にこんな素敵な楽曲に巡り逢えた僥倖。

感謝します。

先生、ぼくは宇宙人じゃないよ?

おはようございます。

これはある絵本のタイトルです。

(古内しんご 作 宇宮7号 絵 三恵社) 最近出版された絵本で、私は先日あるインターネットラジオの放送でこの絵本を知りました。

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取り寄せて、早速読んでみました。実によくできた絵本で、学校の「あるある」的な内容です。 

小説や映画などを読んだり、見たりした時に思う事は、ラストに救いがない作品は「しんどい」ということです。この絵本も前半はしんどいのですが、後半に進むにつれて明るくなっていきます。最後の場面、読者はハラハラドキドキしますが、見事にその不安や心配を乗り越えていく「ぼく」の姿にほっとするとともに、大きな拍手をしてあげたくなります。 

こどもたちだけでなく、学校の先生をはじめとして学校関係者の方々に広く読まれてほしい絵本です。 

皆さんもぜひ「先生、ぼくは宇宙人じゃないよ?」を手に取って読んでみて下さい。

 

今宵ココロにしみる歌

はじまりはいつも雨  cover 伴 都美子

君に逢う日は不思議なくらい 雨が多くて
水のトンネルくぐるみたいで しあわせになる
君を愛する度に 愛じゃ足りない気がしてた

君を連れ出すたびに雨が包んだ

君の名前は優しさぐらいよくあるけれど
呼べば素敵なとても素敵な 名前と気づいた
僕は上手に君を愛してるかい 愛せてるかい
誰よりも誰よりも

今夜君のこと誘うから空を見てた
はじまりはいつも雨 星をよけて

 

 

君の景色を語れるくらい抱きしめ合って
愛の部品もそろわないのにひとつになった

君は本当に僕を愛してるかい 愛せてるかい

誰よりも誰よりも 

わけもなく君が 消えそうな気持ちになる
失くした恋たちの 足跡をつけて

 

今夜君のこと誘うから空を見てた
はじまりはいつも雨 星をよけて 

 

ふたり、星をよけて

 

破顔一笑

笑顔っていいですよね。自分が笑顔なことはもちろん、他の人が笑顔だと周りも明るく感じられてポカポカした空気感が伝わってくるようで。

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そのような笑顔のことを破顔一笑(はがんいっしょう)というそうです。そのことを昨日初めて知りました。私は大笑いして顔がくちゃくちゃになる大きな笑い顔を想像していました。

でも、違いました。辞書によると、破顔一笑はにっこり笑う様子を表す四字熟語とありました。加えて、一笑とは軽くという意味です。

大きな笑いではなく、小さな声で静かにほっこりと微笑む姿。この一年、そのような素敵な笑顔の人にどれだけ出会えたかだけでなく、私はどれぐらい笑顔を見せて過ごしてきたのだろう。

その問いが浮かんだとき、自信をもって答えられない自分に愕然としてしまいました。

と、同時に来年の目標も決まりました。

頑張るのではなく、自然にできるように頑張ります。あれっ⁈ やっぱりがんばってますね(笑)

Ms.OOJA

Ms.OOJAという歌手をご存じの方はいらっしゃるでしょうか。めちゃくちゃ歌がお上手なんです。しかも独特な世界観があって個性的。cover曲もありますが、それらは原曲を踏まえて原曲を超えたオリジナルの世界を創造しています。と、私は感じています。(11月23日付「会いたい」でも紹介しています。)

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オリジナル曲もコアなファンだけでなく、多くの皆さんのハートをつかんだようで、支持が拡がってきています。これからFMやyoutubeなどで耳にされることがあるでしょうから、ぜひ覚えておいてください。Ms.OOJAを。

ちなみに私の一推しは『また君と』feat.Jay‘ed『しあわせ』です。

花も実もある国語の授業

11月28日 付 国語の教室 ② の続編③です。

学習会で出されたもう一つの意見・質問は概略次のことでした。

私は深読みしすぎる。道徳的にも読みがち。こどもたちに押し付けかねないので、どうすればいいか。

これは読者一人ひとりの解釈・意味付けに関する問題です。ことばや文法などの理解に誤りがない解釈ならば間違いではありません。ただし、

解釈や意味付けの浅い深いはあります。

だから、自分の意見と他の意見を比べて考える活動が必要です。条件が合えば、AとBの比較から全く違うCが生まれることもありえますし、事実ありました。こどもたちも、OH❗️naruhodo.omosiroi.と話していました。

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この『なるほど(納得)おもしろい(美の体験)国語の授業』を西郷竹彦氏は『花も実もある国語の授業』とおっしゃっていました。

授業は「まるで生きもの」と言われるように「言うは易く行うは難し」いものです。教材分析・教材研究が欠かせないのは、そのためでもあるのです。

人材を育てる? 人間を育てる!

この話題は以前にも別のブログに書きました。

材の熟語に材料や素材があります。木は加工されて木に、各種の良問を編集して作成した教などの使われ方をします。このことからも材には『役に立つモノ』という意味があることがわかります。

課題山積の日本において、文科省(国)が育てたい(ほしい)のは、各分野に秀でた存在(モノ)です。そのような環境のもと彼らに求められることは、正しい理解と的確な判断など無機質的な領域の要素です。喜怒哀楽や個性といった人間らしさは重視されないか、切り捨てられます。

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教育は100年の大計と言われますが、沈みゆく祖国の起死回生を図ろうと、人間ではなく人材を育てることに舵を切った日本。🇯🇵の100年後の姿がイメージできません。このままでは日本はホントに危ない!

『明日の日本』を私たちはこどもたちに託して襷を渡すのです。その責任の重さを考えるなら、少なくとも、家庭でも、学校でも、地域でも、大人は人間を育てていることを再確認することから始めませんか。