6月15日に予定している「国語の教室」大人版での「レオ」の提案模擬授業にむけて、本日、3456年生のこどもにmy planでお試しの授業をしました。
今日見えてきた下記課題①②を整理して、15日の学習会に臨もうと思います。
①僕(レオ)の目線で語られている歌詞なのでレオの気持ちは理解できましたが、そのときのレオをなかなか対象化できなかったです。
※視点人物への同化はしやすいですが、異化することは思った以上に難しいということです。
同化した人物から離れて脇から見るという学習をほとんどしてこなかったことが、その理由のひとつと考えられます。
問A『…なレオに声をかけてあげて。』
物語の世界に読者を引き入れ、その世界に立たせて考えるトレーニングの積み重ねが必要です。
問B『もしあなたがこの物語の世界にいたとして、…なレオにどのような声をかけてあげますか。』
思いつきやひらめきではなく、歌詞のことばを根拠に考えることが大事なので、少なくとも5.6年生以上の学習課題となるでしょう。
②ことばの言い換えによって、意図した新しい語句を蓄えることです。
こどもたちはほんとにことばを知りません。
例えば、「かわいそうに」に近いことばをいくつあげられるでしょうか。
切ない、不憫、もどかしい 他
自分の考えや気持ちや思いを過不足なく言語化する力は、これまでも・今も・これからも必要です。
「レオ」は国語学習としてだけでなく、犬猫保護活動の学習から「いのち」について考えたり、名前がもつ意味を認識して自分たちの生活を見つめ直したりと、どんどん学習が発展していく可能性を秘めた題材だと思います。
教科書教材だけでなく、自分がおもしろい‼︎と思った題材を見つけて、教材に加工して、授業してみるとこれまでとは違う新しい「教室の景色」が見られるかもしれません。
ぜひチャレンジしてみてください。
私もチャレンジしてみます。